令和4年春の叙勲において、高校20回生、元日田高校校長の宇野公是様が「瑞宝小綬章」を受章されました。
心よりお祝い申し上げますと共に、同窓生の皆様にご報告させて頂きます。
宇野様より略歴、これまでの活動についてお話しいただきましたので下記に掲載させていただきます。
宇野公是(うのひろし)様(高校20回生)
咸宜園放学遊山の会 会長
咸宜園平成門下生之会 会長
【略歴】
1968年日田高校卒業、1974年九州大学を卒業し、竹田高校新採用。以降、大分雄城台高校、日田三隈高校、中津南高校、日出暘谷高校、国東高校を経て、2006年に日田高校校長に着任、2010年に同校を定年退職し、日田三隈高校に非常勤講師として着任。2021年同校退職(非常勤講師として11年間勤務)
【これまでに印象に残っていること】
日田高校校長として在任中、定時制高校入試の応募人員が10人を切り、定時制存亡の危機に見舞われる。このときは定時制の卒業生他皆さんのお力を頂き、定時制振興大会を開いて何とか乗り越えることができました。また、2008年8月には岩本貴光監督、川崎豊次部長指導のもと、剣道部が全国総合体育大会にて全国優勝することができました。
また平成8年(1996年)、日田三隈高校が大分県下で最初の総合学科を設置したときには、初代総合学科主任を拝命。総合学科とは何か学ぶことから始まり、日田三隈の教育目標を「生涯にわたって自己実現を目指す人材の育成」としました。その目標が実現しつつあるのか検証する為に「30歳のレポート」を設定。当初、そういうレポートはわずかしか集まらないと揶揄されましたが、関係者の努力で、現在総合学科1期生から12期生迄、315通ものレポートを集めることができています。
現在は、廣瀬淡窓ならびに咸宜園について学ぶとともに、咸宜園を世界遺産登録しようという市民運動に取り組んでいます。